| ■2年間受診していなかった85歳の男性。地域包括支援センターと連携 |
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●A病院地域連携室担当者より
「2年間受診していなかったため現状不明の85歳男性の在宅診療医を紹介してほしい」 相談に来たのは男性の妹とその娘(姪)。主に本人の姪である妹の娘が介護している。 【本人の情報】 ・6年前に直腸がんの手術をしてストーマあり。 ・A病院外科へは2年前の受診が最後。 ・ストーマ外来へは年1回通院、最終は約半年前。その際医師の診察はなし。 ・3〜4日前までは動けていたがその後ADL低下で現在寝たきり状態となっている。 ・介護保険は利用していない。 |
●担当の地域包括支援センターへ状態等の訪問依頼 即日訪問し本人・家族の様子などを確認していただく。 ・本人の様子・・・・命に別状はない。 ・家族状況・・・・妹家族と同居(妹・妹の夫 長女)。 ・介護認定・・・・要介護1 サービスの利用なし。 ・その他・・・・妹も介護認定を受けており、サービス利用あり。 本人も妹と同じケアマネジャーを希望されサービス導入の調整をした。 |
●在宅診療医の調整 堺地域医療連携支援センターは、担当地域包括支援センターに本人宅の訪問依頼をすると同時に在宅診療医の調整をしました。在宅での看取りを含む在宅医療を行っている医療機関に、新規患者の受け入れができるかどうかの連絡をしたところ、快諾していただくことができました。翌日、地域包括支援センターから訪問の報告を受け、堺地域医療連携支援センターから担当するケアマネジャーに在宅診療医が決まった事を伝えました。A病院には一連の経過報告を行い、在宅診療医に診療情報提供書の発行を依頼し、調整は終了しました。 |